わが社は昭和38年11月29日に創業しました。今年で55周年を迎えます。ひとえに、国土交通省や高知県をはじめとする四国内の官公庁、そして何よりも日々献身的に働いてくれている社員とそれを支えてくれているご家族のお陰であり、心より感謝申し上げます。
私は数年前から社員に、「55周年には全員でヨーロッパへ行こう」と夢を語り、高い経営目標を掲げてきました。社員はこれによく応え、努力を惜しむことなく懸命に働き、業績を順調に伸ばしてきました。そして平成29年度には念願であった受注20億円の壁を突破することができました。
行きたい旅行先を社員に尋ねたところ、ほぼ同数でイタリア、フランス、ドイツがあがってきました。これまでは、全員が同じ場所へ行くことが暗黙の約束になっていましたが、今回は社員の希望に沿うようにイタリア班、フランス班、ドイツ班に分かれて行くことにしました。
旅行の行程を決めるに当たって、私から次の4つの条件を提示しましたが、それ以外は親睦会と旅行会社にすべて任せました。
①あまりハードな行程にしないこと。できれば連泊が望ましい。
②観光地、中心街に近い便利な場所にあるホテルを選ぶこと。特にヴェネツィアはヴェネツィア本島に泊まること。
③羽田空港を利用するなど効率的に移動できるルートを選ぶこと。
④イタリア内の移動には高速鉄道を利用すること。
本書は、社員が執筆したヨーロッパ旅行記を綴ったものです。わが社では、平成25年の社員旅行から参加者全員に旅行記を執筆してもらっています。旅行記は社員の成長、そして会社の成長の証でもあります。
わが社は建設コンサルタンツという仕事を通じて、社員の技術力だけでなく人間力を高めることで、「地域から愛され、必要とされる人づくり」を目指しています。社員旅行はその一環です。社員が同じ釜の飯を食べ、お互いが助け合いながら見聞を広めることで、社員が絆を強め、視野を広げることを願っています。
5年後には創立60周年を迎えます。社員全員で再びヨーロッパに行くことを目標にして、さらなる社業の発展に努めて参る所存であります。
代表取締役社長 右城 猛
サン・マルコ広場
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コロッセオ
モン・サン・ミッシェル
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ノートルダム大聖堂
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ベルリンオリンピック メインスタジアム
FCバイエルン・ミュンヘンのホームスタジアム「アリアンツ・アレーナ」