当社は、6月5日(日)~7日(火)の日程で熊本地震災害ボランティア団(総勢18名、団長:弘田部長)を派遣いたしました。活動中は天候も良く、参加者の協力により、トラブルもなく無事に帰ってきました。
6日の朝より、ボランティア班15名は、益城町で1番多くの避難者(約780名)が 生活する総合体育館で活動しました。 午前中は、屋内のトイレ、屋外の仮設トイレ、シャワー施設及び窓の掃除をしました。午後からは、各フロアーの掃除及び屋外のゴミ拾いを行いました。 調査班3名は、熊本市、益城町で建物等の被災状況調査を行いました。
7日、ボランティア班は熊本城を視察後、社員の皆さんからお預かりした 義捐金を益城町役場に届け、役場付近の被災箇所を視察し帰省しました。 調査班は、午前中、益城町で建物等の被災状況調査を行った後、帰省しました。
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平成28年4月14日、16日に発生した平成28年熊本地震では、50人近くの方が亡くなられるとともに、余震が続く中未だに不自由な避難生活を余儀なくされている方々が多くおられます。
当社は高知大学、高知県、民間コンサルタントの産官学連携の調査団の一員として、6名の調査員を派遣しました。現地調査は各専門分野の技術者からなる以下の3班体制で、5月6日~8日の3日間実施しました。
①構造物班(橋梁、擁壁、建物の被災):右城、矢田、西森
②地盤班(土構造物の被災、斜面崩壊、活断層):西川、他社コンサルタント2名
③生活班(避難所運営、復旧活動):松本、片岡
調査の結果、活断層直上部付近の建物は壊滅的な被害を受けていました。また、道路やライフラインも至る所で寸断されており、早期復旧が困難であることがうかがわれました。
避難生活は、発災後約3週間が経過しており、ある程度整ってきているようでありましたが、プライバシーの確保や車中泊の問題が全て解消されていない状態でした。さらに今回の地震では倒壊した建物が多く、震災がれきの運搬処理も滞っているようでした。
今回の現地調査の結果は、5月17日(火)に高知大学にて「平成28年(2016年)熊本地震現地調査速報会」で報告させていただくとともに、6月1日(水)に弊社研修室にて「第7回第一セミナー」で報告したいと考えています。この第一セミナーには地域の方々にも集まっていただき、地域の防災力・連携の向上を図るとともに、当社としての地域貢献を積極的に進めたいと考えています。
最後になりましたが、今回の地震により被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。
◆参加者のレポート
先日発生した『平成28年 熊本地震』の被災地にて炊き出し支援を実施する目的で、2016年5月3日(火)20:00~5日(木)6:15の0泊3日で、『熊本県を元気にする高知応援隊』に地盤防災課の奥村が参加しました。今回の炊き出し支援は、震度7を観測した阿蘇郡西原村の西原中学校にて5月4日11:30より実施しました。
奥村は、被災地の炊き出しは、東北の地震に続き2度目の参加となります。
今回の担当は、魚のステーキでしたが、被災後に魚を初めて食べる方ばかりで、おかわりに来てくれた人が多数おり非常に嬉しく感じました。
また、このような活動があれば、是非参加したいと思います。
◆参加者のレポート
第一コンサルタンツの右城社長以下14名が「宮城県を元気にする高知応援隊」(隊長:宮地貴嗣)の一員として参加し、2011年6月17日高知を出発し宮城県に向かい現地視察、18日は南三陸町の志津川高校と気仙沼高校で炊き出しやボランティアを行い、19日には多賀城市での民間ボランティア班と現地災害調査班に分かれて活動を行いました。
東日本大震災の被災地を激励するため、17日県内の有志57名で結成した「宮城県を元気にする高知応援隊」が高知龍馬空港で出発式を行いました。宮地隊長より「高知らしい支援で被災地を元気にすること。南海地震に備えるために現地で学ぶこと。を使命に出発します。」と先陣を切り宮城に向けて出発しました。
陸送班6名は、車2台を気仙沼のNPO法人に寄贈するため、16日昼に第一コンサルタンツを出発しました。
2班に分かれ、気仙沼市の気仙沼高校と南三陸町の志津川高校において、炊き出し、体育教室、ネイルケア、よさこい鳴子踊り体験を行いました。
炊き出しは高知県産の食材を使った、土佐あかうしカレー、新鮮野菜スープ、鶏もも唐揚げ、なすタタキ、フルーツトマトなどを振る舞い、とても評判が良く喜んでいただけました。
お腹もいっぱいになった後は、被災者の方と一緒に「よさこい鳴子踊り体験」を行い、笑顔を見ることができました。
高知応援隊に参加した当社社員のうち10人は、宮城県多賀城市で現地ボランティアに参加しました。
ボランティアセンターにて受付を済ませ、午前中は大代公民館体育館の清掃と、住宅兼焼き肉店の床下に溜まった汚泥の撤去の二班に分かれて活動しました。午後は民家の瓦礫撤去の応援要請があり10人全員で作業を行いました。
ボランティア作業をつうじて改めて現地の被災状況の凄まじさを痛感しました。
ボランティア受付
当社参加メンバー10人
大代公民館体育館
住宅兼焼き肉店
民家の瓦礫撤去をしたボランティアメンバーたちと
(民家の瓦礫撤去の状況写真は個人宅の為、撮影しておりません。)
高知応援隊に参加した14名が感じた想いをレポートに纏めました。是非ともご覧下さい。
◇ 調査班のレポート
◇ ボランティア班のレポート