第一コンサルタンツの社長をしている右城でございます。
本日は、ご多忙の中、落成式にご出席を賜り、誠にありがとうございます。
第一コンサルタンツでは 東日本大震災をきっかけに、社屋移転を決め準備を進めて参りました。このたび、「高知市介良」に新社屋を落成することができました。
建設に当たりましては、株式会社岸之上工務店様、株式会社富士建設工業様をはじめ、たくさんの方々にお世話になりました。
また、愛媛大学の矢田部先生、高知大学の原先生、高知工科大学の甲斐先生、徳島大学の上月先生には、建築に先立ち貴重なアドバイスをいただきました。
新社屋は、私たちの長年の夢でした。立派な社屋ができ、社員一同感激しています。皆様に心から感謝申し上げます。
以前の社屋は手狭になっていました。会議室やトイレ、駐車場が少なく、社員やお客様に不便をおかけしており、何とか広い場所に移りたいと考えていました。
また、新築するなら若い人がこんな会社で働きたいと思うような洒落たものにしたいと考えていました。
そんなときに、あの東日本大震災が起こりました。地震の3ヶ月後に、高野光二郎先生が「宮城県を元気にする高知応援隊」をつくりましたので、それにわが社の社員14名も加えていただき、現地へ参りました。
津波による被災状況を目(ま)の当たりにして、移転を決意しました。
移転すると言っても、建築資資金の目途も土地のあてもありませんでした。しかし、ここにお集まりいただいた皆様から絶大なご支援・ご協力をいただき、そして社員が一丸となってがむしゃらに働いてくれたお蔭で、夢を叶えることができました。
皆様とこのように盛大に落成を祝うことができ感無量でございます。厚く御礼申し上げます。
午前中、社屋を見ていただきましたが、南海トラフ巨大地震に備え、公共の避難所と同等の耐震強度を持たせた構造にしてあります。また、自家発電装置、防災井戸、そして防災教育のための研修室なども備えています。
私たちは、「地震から高知を守る」「高知のインフラを守る」「高知のコミュニティーを守る」をスローガンに掲げ、郷土の発展に取り組んでいます。
また、社業を発展させて雇用を増やすことで、高知の宝である若者の県外転出を少しでも食い止めたいと考えています。
本日の落成式を機に、社員一同さらなる精進を重ねて参る所存でございます。何卒、これまで同様に皆様のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願いを申し上げます。
最後になりましたが、ご列席いただきました皆様に重ねて感謝申し上げまして、私の挨拶と致します。本日は誠にありがとうございました。
弊社は昭和38年、高知市中島町(現・本町)に「第一測量有限会社」として誕生しました。昭和44年に高知市大川筋二丁目に社屋移転し、社名を株式会社第一測量設計コンサルタントに商号を変更しました。
昭和54年には新社屋を高知市高須新町三丁目に新築移転しました。そして、昭和61年には建設コンサルタント業の拡大を意識し社名を現在の株式会社第一コンサルタンツに変えました。
手狭になっていたこともありますが、南海トラフ巨大地震に備え、昨年の5月より建築設計に取り掛かり、今年の2月に工事に着手しておりました。8月31日に建築工事が完成。引っ越しも完了し、高知市介良甲のこの地で業務を開始することになりました。会社の成長と共に本社を東へ東へと移し、とうとう高知市の東端、南国市に隣接するところまでやって来ました。
中島町を第1ステージとすれば、これからは第4ステージが始まります。
平成27年9月19日、株式会社第一コンサルタンツの新社屋落成式、記念植樹、内覧会、餅投げを行いました。その後、来賓の方々、社員、家族、OBなど関係者がアンジェブランに集い、新社屋落成記念祝賀会を盛大に開催しました。
ご参加頂いた方々には厚く御礼申し上げます。