弊社では、平成21年度から社員の技術力を高める「スキルアップ委員会」を設置し、計画的に取り組みを行っています。
弊社では、社員が資質の向上に取り組めるように学会や協会の「CPD制度」を活用しています。
全社員を対象に記録シ-トを作成して、継続教育を積極的に行っています。
【社員用CPD記録シート例】
社内研修会参加者にアンケ-トを行い、社員が求める研修計画を立て、参加しやすい研修会としています。
講師を招いての社内研修会
講師をお招きして、専門技術や周辺技術について社員の見識を広めるための社内研修会を実施しています。
平成23年10月7日には、高知大学 教育研究部自然科学系農学部門 原准教授による「南海地震対策」についての社内研修会を開催しました。
社員講師による社内研修会
社員が講師となり、専門分野の復習や専門以外の知識を習得する社内研修会を毎年15回程度実施しています。
講師を担当することで、わかり易い資料の作成やプレゼンテ-ションの向上に効果を発揮しています。
社内勉強会
平成24年6月1日(金)に株式会社 ピーエス三菱さんを講師に迎え、『津波発生時の避難場所確保』と題し勉強会を行いました。
今回の勉強会では、プレキャスト・プレストレストコンクリート部材を活用した骨組み構造の人工地盤・避難デッキを紹介して頂きました。
特徴としては、塩害に強く、耐久性に優れており、工期の短縮が図れるという利点あるそうです。
お話の中では、下層部は漁港の機能、上層部は居住スペースとしたまちづくりを見据えた壮大な案も紹介して頂きました。
昨今、避難対策のハード事業とし避難タワー等の整備が急がれており、提案する側としても、どういった物を提案すべきかと試行錯誤しています。
参加した社員は、詳細な設計や構造について質疑をし、知識を深めていました。
最後になりましたが、お忙しい時間を割いて講師をして頂いた株式会社ピーエス三菱の皆様、誠にありがとうございました。
経営方針発表会
全社員が出席する経営方針発表会で、若手社員から中堅社員が発表する機会を設けています。
平成23年度は、「宮城県を元気にする高知応援隊」に参加した14名のうち4名が代表して被災状況や南海地震対策に向けての思いを発表しました。
設計者が現場を理解し、より良い設計を目指すため学会や協会が主催する現場見学会や災害調査などに多くの技術者が参加しています。
現場見学会
現場見学を通して、発注者の方や施工者の方から施工法や乖離点などを説明して頂くことは、設計技術者にとって貴重な情報となるため、積極的に参加しています。
(社)建設コンサルタンツ協会四国支部の橋梁上部工現場見学会に参加し、設計時に配慮する点を学びました。
現場講習会
実際の土木構造物を見ながら行う現地講習会に参加し、技術習得を行っています。
高知県橋梁会の現地見学会に参加し、コンクリ-ト橋の劣化,損傷を調査しました。
災害調査
災害調査で得たことを防災設計に生かすことが技術者にとって大切であると考えています。
平成23年度は、「宮城県を元気にする高知応援隊」に14名が参加し、災害調査も行いました。
資格取得は、成果が表れやすく、達成感や自信, 責任感などが得られることができます。
年間の試験スケジュ-ル表を作成し、講師を招いた勉強会や社内勉強会の開催, 資料提供などのサポ-トを行っています。
平成23年度は、13名が新たな資格を取得しました。
・土木学会認定土木技術者(1級) | 4名 |
・RCCM | 4名 |
・技術士補 | 1名 |
・一級土木施工管理技士 | 2名 |
・二級土木施工管理技士 | 1名 |
・補償業務管理士 | 1名 |
人に伝えることは、技術者にとって重要な項目です。
協会などから講師を要請された時には社員を派遣させて頂き、 講師となる社員も勉強させて頂いております。
講習会講師
平成23年度は、高知県測量設計業協会が主催する「道路土工-擁壁工指針に基づく設計演習講習会」の講師として、社長の右城を含む3名が参加しました。
高校生へのアドバイス
平成19年度より毎年、高知県立高知工業高等学校土木科3年生が取り組んでいる課題研究に対するアドバイスをさせて頂いています。
弊社で5年以上の実務経験を積んだ向学心のある社員には、高卒であっても大学の大学院で学ぶことを奨励しており、入学金と授業料の半分を会社が負担する奨学金制度を設けています。
現在、高知工科大学の社会システムマネージメントコース(修士課程)で高専卒の2名の社員が学んでいます。