人も家も車も何もかも津波が飲み込んだ、地獄の3.11大震災から丸3年が経ちました。
地震が起きた14時46分に社員全員で北東の方角を向き、震災の犠牲になられた御霊に対し1分間の黙祷を捧げました。
平成26年2月19日(水)、本社南館2階会議場で、役員と部門長等8名の参加により、第1回コンプライアンス委員会を開催しました。
本年度に開催された4回の外部講習会の内容、他組織の事例等について委員長より説明があり、これらを基に検討された「コンプライアンスの取り組み(案)」が提示されました。基本方針として「法令を遵守するとともに企業倫理、社会規範を尊重する」が確認されるとともに、行動指針案について出席者で審議を行いました。
最後に今後のスケジュール確認をし閉会しました。
1月30日に開催された第14回高知県建設技術研究発表会(高知県建設技術公社主催)で最優秀賞を受賞した設計3課山内を社内表彰しました。表彰状・金一封が社長より手渡され、今後も期待すると言葉が掛けられました。
平成26年1月30日に高知県建設技術公社主催の第14回高知県建設技術研究発表会が、高知市春野文化ホール「ピアステージ」で開催されました。弊社からは、設計2課田所と設計3課山内が以下の題目で発表しました。
田所の発表は、コンクリート床版橋の新旧の解析理論の相違点を整理し、今後の橋梁メンテナンスの方向性を示したものです。
山内の発表は、地域特性を考慮した津波避難計画策定業務の事例を流れや留意点を中心に紹介したものです。
本研究発表会では7編の発表がありましたが、なんと弊社の山内が最優秀賞をいただきました。山内の発表は、女性ならではの視点にたったきめ細やかな津波防災マップなど、地域住民の目線を大切にしたものと自負しています。
この受賞を機に、ますます地域住民の要望に適切に応えていけるようなコンサルティングを行っていきたいと考えています。
【弊社の発表題目】
田所:「コンクリート床版橋の解析理論と耐荷力」
山内:「海岸段丘の急傾斜地が近接した地域における津波避難計画の策定」
※山内の論文は設計3課 課長補佐の松本と共同論文です
平成26年1月28日、四国地質調査業協会高知支部が主催した「地震と斜面災害」の現地研修会に参加しました。現地研修は、高知県高岡郡越知町鎌井田の斜面を対象に行われ、弊社からは設計三課の中村、西川、奥村が参加しました。
この斜面は、宝永地震(1707年)の時に、深層崩壊により仁淀川を河道閉塞してしまい、その天然ダムにより越知町周辺が湛水してしまったものです。この湛水被害による石碑が町内には点在しており、貴重な防災教訓として後世に伝えられているようです。
本研修は、70名を越す参加者が6班に分かれて現地調査を行い、深層崩壊の規模、発生要因・機構をディスカッションした後に、代表者が発表する形式でした。このディスカッションでは活発な意見交換が行われ、非常に有意義かつ楽しいものとなりました。
西川と奥村は、先日、紀伊半島の深層崩壊の現場も見てきており、深層崩壊に対する知識が少し向上したかと思います。
深層崩壊が発生した斜面の全景
仁淀川にできた天然ダムの形跡
現地での説明会の状況
活発なディスカッションの状況
平成23年9月の台風12号により紀伊半島で大規模な深層崩壊とそれに伴う河道閉塞が発生しました。国土交通省では紀伊山地砂防事務所を設置し、天然ダムの決壊など二次災害の危険のある箇所について緊急的な砂防事業を実施しているところです。
今回、紀伊山地砂防事務所のご厚意により、五條市から十津川村に位置する3箇所の深層崩壊の現場を視察する機会をいただきました。参加したのは高知県の地質技術者を主体とした14名で、弊社からは設計3課の西川と奥村が参加させていただきました。
視察した斜面のうち、最も大規模な深層崩壊が発生した赤谷地区は、その崩壊規模が幅460m、高さ600m、崩壊土量940万m3であり、現地で見たその崩壊斜面は想像を絶する規模でした。これまで緊急対策として天然ダム決壊を防止するために仮排水路を施工するが、何度もその後の豪雨により破壊され、その対策にかなりの苦労をされていました。
最終的な対策工は、河道部が基幹堰堤工、床固工、排水路工、崩壊斜面が排土整形+緑化工を主体とされていました。
高知県は、紀伊半島と同様の地形地質と気象条件を有しているとともに、南海トラフ巨大地震の発生が危惧されており、同等規模の深層崩壊が発生する可能性がある。今回の現地視察により、深層崩壊とそれに伴う河道閉塞の対応を極僅かであるがイメージすることができたと思います。
最後に紀伊山地砂防事務所長,職員や工事関係者の方々には、対策事業の最盛期にも関わらず詳細な事業説明と現地案内をしていただき、深く御礼申し上げます。
赤谷地区
幅460m×高さ600m:斜面町1.1km
崩壊土砂量:935 万4 千m3
長殿地区
幅340m×高さ400m:斜面長730m
崩壊土砂量:634 万4 千m3
長殿地区
天然ダムの現在の状況
清水(宇井)地区
幅 220m×高さ250m:斜面長350m
崩壊土砂量:160 万m3
徳島大学工学部工業会館において、平成25年度美土利会就職フォーラム(参加企業・団体は弊社含12社4団体)が実施されました。
弊社からは、美土利会岡山支部長の前田技師長(徳島大学OB)、美土利会会員の矢田課長補佐(徳島大学OB)、採用窓口の恒石総務課長の3名が参加いたしました。徳島大学美土利会交流・広報委員会委員長の上月康則教授より開会のご挨拶があり、そのあと約30名の学生が2~3人のグループに分かれ、ローテーション形式で各ブースを巡回されました。このフォーラムは2回目の開催でしたが弊社は初参加。今後も機会あるごとに参加させて頂きたいと感じました。徳島大学工学部現役学生の思いを直に聴ける良い時間でした。主催者の徳島大学美土利会のご尽力に感謝いたします。
弊社の右城社長はこれまで15冊の本を上梓していますが、このたび2冊の本を理工図書から出版しました。
四六版196頁、定価1800円(税別)
理工図書、2013年11月28日発行
A5版397頁、定価4200円(税別)
理工図書、2014年1月6日発行
昨年10月にヒマラヤ地すべり学会主催による『第11回 アジア地域地盤防災に関する国際シンポジウム』がネパールであり,それに合わせて地盤工学会四国支部愛媛県工学会が「ネパール調査団」を結成しました。弊社から設計2課 課長補佐の矢田と設計1課 主任の谷脇の2人が調査団に加わり研究発表を行うと共に,カトマンズ,ルンビニ,ポカラなどを調査してきました。
愛媛大学で開催された報告会で,矢田と谷脇が発表しました。
新年あけましておめでとうございます。
今年も、第一コンサルタンツを宜しくお願い申し上げます。
社長の右城による年頭の挨拶の後、毎年恒例となった巨大絵馬に社員の抱負を込めて幹部社員で土佐神社に参拝し、社内安全・社業繁栄の祈願と絵馬を奉納致しました。